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遼寧省で「スモッグ反則切符」を発行-8都市で反則金は合計5,420万元-

 12月10日遼寧省環境保護庁より得た情報によれば、『遼寧省環境大気品質審査暫定施行弁法』を公布して以来、遼寧省で初めて8都市に対して「スモッグ反則切符」を発行し、反則金の合計が5,420万元に上った。

 上記の情報によれば、『遼寧省環境大気品質審査暫定施行弁法』に基づいて10月末迄に発行された遼寧省環境大気品質審査反則金は合計5,420万元になるという。その内訳は瀋陽は3,460万元、大連は160万元、鞍山は780万元、撫順は160万元、本溪は20万元、営口は40万元、遼陽は500万元、葫芦島は300万元である。環境保護庁の説明によれば、反則金は、全て環境大気品質処理青空プロジェクトに利用されるという。

 『弁法』の規定によれば、審査指標は、暫定的にPM10・二酸化硫黄・二酸化窒素の3項目にて設定。遼寧省環境監査測定実験センターが各都市の環境大気品質に対して監査測定を担当。毎月の監査測定データを1日ごとに取りまとめた後、翌月5日前に遼寧省環境保護行政所管機関へ報告する。遼寧省環境保護行政所管機関は、監査測定データ取りまとめ結果をもとに、毎月一日ごとに各都市に対する審査を行うという。

 『弁法』では、指標超過の程度により、審査結果を黄色と赤色の2種類に分けると規定している。PM10、二酸化硫黄、二酸化窒素の3項目の中の何れか1項目の平均濃度が指標を超過した場合、省環境保護行政所管機関は、関係する都市へ黄色注意報を発令する。PM10の平均濃度が指標の0.5倍以上を超過したか、二酸化硫黄の平均濃度が指標の0.25倍以上を超過したか、二酸化窒素の平均濃度が指標の0.25倍以上を超過した場合、関係する都市へ赤色注意報を発令する。関係する都市は改善措置を行って、期限付きで是正を求め、なお且つ相応する処分を行うとしている。

(新華ネットより)

作成日:2013年12月12日