最新法律動向

山東省は「レインボープラン」を実施し、集団契約制度を推進する

山東省は、「レインボープラン」を実施し、集団契約制度を推進する予定である。2010年から2012年まで、3年間かけ、既に労働組合を結成している各種企業にて、集団契約制度をほぼ実施するように努める。

実施過程において、賃金団体交渉を重要な内容として、非公有制企業及び労働集約型企業を重要な対象とし、企業と従業員は、賃金レベル(出来高単価)、労働ノルマなど、労働報酬に関する事項について、団体交渉を行い、なお且つ特定項目について集団契約を締結するように促す。企業における賃金の分配改善に関する共同解決メカニズム、従業員の賃金が正常に昇給するメカニズム及び保障支給のメカニズムの形成を推進する。同時に、当面の労働関係に存在している女子従業員の権利と利益の保護、労働安全衛生などに関する際立っている問題に対し、団体交渉を推進し、特定項目について集団契約を締結する。

各業界で、すでに労働組合を設立している企業は、法に基づき、集団契約制度を実施し、団体交渉を積極的に行っている。労働組合を設立していない企業に対しては、企業及び従業員が関心を持っている労働報酬などについて積極的に団体交渉を行う。企業の労働組合が従業員を代表し、又は、上部労働組合が企業の従業員を指導し、推薦された代表と企業が平等な交渉を行った後に、集団契約を締結する。同時に、業種性、地域性に基づいた団体交渉に力を入れる。県級以下の非公有制小型企業、労働集約型企業が比較的に集中する郷、鎮、町、団地及びインダストリアルパーク(経済技術開発区、高新技術産業園区)において、地域性のある団体交渉を推進し、地域性のある集団契約を締結する。同業界の企業、特に建築、採鉱、飲食サービス等のような企業が、比較的集中している県級以下の地域では、業界性の団体交渉を重点的に推進し、業界性の集団契約を締結する。

山東省人的資源及び社会保障庁ニュースセンターより

作成日:2010年08月24日