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速報:パスワード不要決済のルール改善 -NEW-

   最近、CCTVニュースが「パスワード不要決済」による不正利用に関する複数事例を報じたことは、社会的関心と消費者の共感を呼んでいます。以下にその概要を解説します。

(1)パスワード不要決済とは?
   パスワード不要決済とは、ユーザーが少額決済する際にパスワード入力やサインが不要な簡易決済取引を指します。事実上この決済方式は、消費者の便宜というよりも取引そのものの便宜を目的としており、取引金額・決済方法・決済パスワードの確認プロセスが省略されることで、消費者の金銭感覚を鈍らせ、個人の消費習慣を変えるという結果を招いています。

(2)パスワード不要決済の潜在的リスク
   現在、WeChat Pay、Alipay、TikTok Payなどの決済プラットフォームや、ショッピングサイト(淘宝、京東など)、交通(滴滴、高徳など)、エンターテインメントなどのアプリの大半がパスワード不要決済機能を提供していますが、一部の消費者は誤操作や誘導によってパスワード不要決済や自動更新機能を有効化しています。その結果、解除手続きの煩雑さや解除方法が分からないといった問題に直面すると同時に、パスワード不要決済に潜むセキュリティリスクにも晒されています。例えば、携帯電話を紛失した場合のリスクは非常に高くなり、この決済の脆弱性を悪用した不正引き出しなどの危険も存在します。

(3)関連支払いルールの整備
   これに対し2025年11月に中国決済清算協会は、パスワード不要決済に進むにはプラットフォームが「ワンクリッククローズ」機能を備え、デフォルトで有効とならないようにすべきであることを提言しました。2025年12月20日、国家発展改革委員会、国家市場監督管理総局、及び国家インターネット情報弁公室の三部門が共同で発表した「インターネットプラットフォーム価格行為規則」(2026年4月10日より施行、有効期間5年)では、プラットフォーム上でパスワード不要決済のオプションについて明確に提示し、簡単な解除手段を提供すること、引き落とし前に引き落とし日時・金額・解除方法を目立つ方法で通知すること、また消費者の知る権利と選択権の保護について踏み込んで規定しました。

   関連規則の制定・改正に伴い、今後パスワード不要決済ルールは個人の知る権利と選択権を一層効果的に保護する方向へと進化するでしょう。中国で暮らす駐在員の皆様を含め、日常的に個人消費を行う全ての人にとって、パスワード不要決済や自動更新などの便利な機能に潜むセキュリティリスクに留意し、正しい消費習慣を養い、氏名・ID情報・銀行口座などプライバシー情報の漏洩を防ぐことは特に重要となります。

作成日:2026年02月24日