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速報:『企業破産法』初の改正草案を審議 -NEW-

   9月8日、第14期全国人民代表大会常務委員会第17回会議において『企業破産法』初となる改正草案が審議されました。当該草案は全16章216条で構成され、現行の『企業破産法』をベースとして実質的に160余りの追加と修正が加えられており、大幅かつ全面的な改正となっています。
   2007年に施行された現行の『企業破産法』には、現在の市場経済への転換モデルやビジネス環境の最適化といった新たなニーズにそぐわない部分がありました。今回の改正草案には、個人破産制度の検討、中小企業再建ルールの整備、管財人(中国語:管理人)の権限強化などが盛り込まれる見込みです。
   通常、法改正は改正審議を2~3回経ることが多く、今回の『企業破産法』改正は初改正であること、また改正内容が多岐にわたることから、今後さらに2回程の改正と審議が必要となることが予想され、正式に可決されるまでには一定期間を要するとみられています。
   今回の改正草案初審議に続き、全国の企業などを対象にしたパブリックコメントの募集が予定されているため、各日系企業も適宜意見を表明すると共に、本法改正の動向に引き続き注目することをお勧めいたします。

作成日:2025年09月08日