6月28日から「3C」マークのないモバイルバッテリーは機内持ち込み禁止に -【NEW】-
2025年6月26日、中国民航局が新たな規定を発表しました。6月28日から中国国内線でのモバイルバッテリーの持ち込みについて、3Cマーク(CCC:中国の強制製品認証。日本の「PSE」認証に相当)がないまたは不鮮明なものや、リコール対象の型番やロットのものは持ち込みが禁止されます。以下に、本規定の概要を簡単に紹介しますので、中国国内線を利用する出張者や旅行者、留学生の皆様はご参考くださいませ。
1.国内線搭乗時におけるモバイルバッテリー携帯の注意事項
当該規定の施行後、中国の各空港の保安検査部門では、旅客が携帯するモバイルバッテリーなどの小型充電式電池に対する検査が強化されます。そのため、中国国内線を利用する場合は、搭乗前に以下の点に注意する必要があります。
(1)携帯するモバイルバッテリーなどの小型充電式電池に鮮明な3Cマークがあるか、または型番やロットがリコール対象に該当していないかを確認する(具体的なリコール情報は「国家市場監督管理総局欠陥製品リコール技術センター」公式サイトの「消費財リコール」欄で検索可能)。
(2)モバイルバッテリーなどの小型充電式電池の機内預け入れはできず、手荷物としての持ち込みのみ可能。
(3)機内に持ち込み可能なモバイルバッテリーは、3Cマークがあることに加え、容量の規定を満たす必要がある。すなわち、定格量が160Whを超える大型モバイルバッテリーは携帯不可。
一般的に、定格量が100Wh以下のモバイルバッテリーであれば航空会社の承認は不要ですが、100Wh超160Wh以下のものについては航空会社の承認が必要です。モバイルバッテリーの定格量の計算方法については、2014年8月に中国民航局が発表した「民航旅客によるモバイルバッテリー機内携帯に関する公告」の規定をご参照ください。
2.その他の留意事項
当該新規定はあくまで中国国内線のみに適用されるものであり、国際線の場合、現時点では3Cマークのないモバイルバッテリーも持ち込み可能となっています。しかし、搭乗手続きの遅延やトラブルを避けるためにも、出発前に出発地の空港や航空会社のスタッフに事前確認することをおすすめします。
作成日:2025年07月01日