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朗報! 外資系企業の対中投資に多くのチャンス 2019年版全国・自貿区用の外資参入ネガティブリスト・外商投資奨励産業目録の公布 3文書は7月30日から施行

●『外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)(2019年版)』
■主な内容
1.全国適用版外資参入ネガティブリストの項目が48条から40条に。
2.7月30日より、国内船舶代理、都市ガス、映画館、芸能プロダクション、価値付加電信、石油・天然ガスの探査・開発等の分野における外資に対する制限は緩和又は撤廃となる。

●『自由貿易試験区外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)(2019年版)』
■主な内容
1.自貿区に適用される外資参入ネガティブリストの項目が45条から37条に。
2.特殊用途車、新エネルギー車を除き、完成車製造における中国側の持分割合は50%を下回ってはならず、同一の外国投資者は同類の完成車製品を生産する合弁企業を2社まで中国国内で設立することができる。2020年には商用車を製造する外資持分割合の制限を撤廃する。2022年には乗用車を製造する外資持分割合の制限、および同一の外国投資者は同類の完成車製品を生産する合弁企業を2社まで中国国内で設立することができるとの制限を撤廃する。

●『外商投資奨励産業目録(2019年版)』
■主な内容
1.外資による投資を奨励する分野を大幅に増やし、製造業の質の高い発展への外資参与および生産型サービス業への外資による投資を奨励し、中西部地域における外資産業の移転受け入れを支持する。
2.全国版目録では新たに追加又は修正された項目の80%以上が製造業の範疇であり、ハイエンド製造、インテリジェント製造、環境配慮型製造等の分野に外資がより多く投資することを支持する。
3.設備製造業において、産業ロボット、新エネルギー車、スマートカーの重要部品等の項目を追加、修正した。

■留意点
2019年版外資参入ネガティブリストでは、リストの項目が2割近く削減されたうえ、外資による投資を奨励する分野を大幅に増加し、中国の製造業の質の高い発展に外資系企業が参与することが支持されています。今回撤廃又は緩和された制限分野について、中国での投資プロジェクトの検討や実施に着手されるとよいでしょう。また、2019年版外商投資奨励産業目録では、外資による投資を奨励する範囲が拡大され、外資による投資の産業・地域構造が最適化され、外資による投資が奨励されるプロジェクトについて、納税、土地使用や人材誘致等の面で法定の優遇政策を受けることができます。今後は各政府機関によるネガティブリストの確実な執行が、大いに注目されるところとなります。
(正文996字)

作成日:2019年07月19日